ベートーヴェン

最終更新日 2007/02/19


(目次) 作品番号順

 「プロメテウスの創造物」序曲 作品43

 交響曲第3番 変ホ長調 作品55 「英雄」

 「コリオラン」序曲 作品62

 交響曲第5番 ハ短調 作品67 「運命」 (2004/06/24一部修正)

 交響曲第6番 ヘ長調 作品68 「田園」 (2004/06/24一部修正)

 歌劇「フィデリオ」序曲 作品72b

 合唱幻想曲 作品80 NEW

 「エグモント」序曲 作品84

 ミサ曲 ハ長調 作品86 NEW

 「シュテファン王」序曲 作品117

 交響曲第9番 ニ長調 作品125 「合唱つき」


「プロメテウスの創造物」序曲 作品43
作曲年 1801
演奏時間 5分
編成 Fl2、Ob2、Cl2、Fg2、Hr2、Tp2、Tim1、弦5部
演奏経験 tacet
所有CD ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮者:ヘルベルト・フォン・カラヤン)

 


交響曲第3番 変ホ長調 作品55 「英雄」
作曲年 1804
演奏時間 46分
編成 Fl2、Ob2、Cl2、Fg2、Hr3、Tp2、Tim1、弦5部
演奏経験 tacet
所有CD なし

 


「コリオラン」序曲 作品62
作曲年 1806
演奏時間 8分
編成 Fl2、Ob2、Cl2、Fg2、Hr2、Tp2、Tim1、弦5部
演奏経験 tacet
所有CD ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮者:ヘルベルト・フォン・カラヤン)

 


交響曲第5番 ハ短調 作品67 「運命」
作曲年 1808
演奏時間 30分
編成 Fl2、Picc1、Ob2、Cl2、Fg2、C.Fg1、Hr2、Tp2、Tb3、Tim1、弦5部
演奏経験 3回 (1st:3回)
所有CD ジャパン・ヴィルトゥオーゾ・シンフォニー・オーケストラ (指揮者:大友直人)
音域 1st(As−F2)、2nd(C−A1)、3rd(F-1−C1)

(2004/06/24一部修正)

 第5交響曲は、ベートーヴェンの作品はもとより、あらゆるクラシックの作品の中でも最も有名な作品ではなかろうか?
(しかし、私は、全曲通して聴いたのは、大学に入ってからである。)
 この交響曲は「運命」という通称で広く親しまれているが、この表題はベートーヴェンが弟子のシントラーにこの曲の冒頭の動機について「運命はこのように戸を叩く」と説明したという言い伝えに基づくものである。が、ご存知の通り、この呼び方は日本でしか使用されておらず、その他の外国では一般的ではないようである。
 この曲全体を構成する単位は、第1楽章の冒頭の4つの音からなる動機で、全曲通して、この動機が基本となり、構成している。この作品以前では、あくまでメロディーが音楽を形成していたが、この曲においてはそれに加えて、細かい動機を重ねることにより、より緊迫した音楽の世界を創造することに成功したといえる作品である。
 この曲におけるトロンボーンは、歴史的にも非常に重要な役割を果たす。そもそもトロンボーンとは、かつては「神の楽器」と言われていたために、オペラが主流で交響曲とはオペラの前座でしかなく、地位も非常に低かった当時としては、そんな楽器を交響曲に使用しようなんて、誰も考えつかなかったのであろう。しかし、ベートーヴェンがこの曲に求めた重厚なサウンドを表わすためには必要不可欠な楽器だったのではないだろうか?

 と言ったところで、出番がほとんどすべて重要なところなので、ここでの個別の紹介はあえて割愛します。
が、途中に出てくるアルトTbのハイFは、全体的に見ればそれほど重要な音ではないと私は思う。

 ここで少し経験的な話をする。3回も1stばかり吹いてきたけど、4楽章の繰り返しをしたのは1回だけだった。しかし、この繰り返しがなかなかのくせものである。飛ばしすぎると痛い目にあいます。最後のハイEまで完璧に吹ききったことはありませんが、3回目にしてハイFはようやくまともに吹けるようになった。

 最後に所有CDについてですが、日本のトッププレーヤーたちのオケのライブ録音です。ちょっとしたミスもたまに聴くことができますが、非常にいい演奏ですので、1度聴いてみてください。

 


交響曲第6番 ヘ長調 作品68 「田園」
作曲年 1808
演奏時間 36分
編成 Fl2、Picc1、Ob2、Cl2、Fg2、Hr2、Tp2、Tb2、Tim1、弦5部
演奏経験 4回 (1st:3回、2nd:1回)
所有CD ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮者:レナード・バーンスタイン)
音域 1st(F1−D2)、2nd(C−G1)

(2004/06/24一部修正)

 自然をこよなく愛していたベートーヴェンが田園への愛情を綴ったのが、この第6交響曲「田園」である。1808年頃に作曲された。この標題は、作曲者自身によってつけられたものであり、各楽章にもそれぞれ標題がつけられて、その内容が暗示されている。これは後の時代の作曲家(ベルリオーズ、メンデルスゾーンなど)に影響を与えている。しかし、ベートーヴェン自身も「絵画よりも感情の表出を」と但し書きをつけているとおり、この曲を単なる標題音楽ととらえるべきではない。

 この曲は、はっきり言うが、本当にヒマである。しかも2人で合わせるというのは、トロンボーンでは滅多にないことなので、そういう意味でも難しいと思います。トランペットも加えて4本で合わせるという場所もあり、こういうところはヒマなりにも吹き応えがあります。

 最後に、所有CDについてだが、全体的になかなか良いCDであると言える1枚だと私は思う。結構おすすめです。しかも安いのでかなりお得です。ちなみに、演奏年は、1978年のものです。

 


歌劇「フィデリオ」序曲 作品72b
作曲年 1814
演奏時間 10分
編成 Fl2、Ob2、Cl2、Fg2、Hr4、Tp2、Tb2、Tim1、弦5部
演奏経験 1回 (1st:1回)
所有CD ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮者:ヘルベルト・フォン・カラヤン)
音域 1st(H−H1)、2nd(H-1−H)

 


合唱幻想曲 作品80
作曲年 1808
演奏時間 20分
編成 Fl2、Ob2、Cl2、Fg2、Hr2、Tp2、Tim1、弦5部、
Pf-Solo1、Sop-Solo2、Alt-Solo1、Ten-Solo2、Bass-Solo1、Chor6Voice
演奏経験 tacet
所有CD なし

 


「エグモント」序曲 作品84
作曲年 1810
演奏時間 10分
編成 Fl2(Picc1)、Ob2、Cl2、Fg2、Hr4、Tp2、Tim1、弦5部
演奏経験 tacet
所有CD ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮者:ヘルベルト・フォン・カラヤン)

 


ミサ曲 ハ長調 作品86
作曲年 1807
演奏時間 42分
編成 Fl2、Ob2、Cl2、Fg2、Hr2、Tp2、Tim1、弦5部、
Sop-Solo1、Alt-Solo1、Ten-Solo1、Bass-Solo1、Chor6Voice
演奏経験 tacet
所有CD なし

 


「シュテファン王」序曲 作品117
作曲年 1811
演奏時間 10分
編成 Fl2、Ob2、Cl2、Fg2、Hr4、Tp2、Tim1、弦5部
演奏経験 tacet
所有CD ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮者:ヘルベルト・フォン・カラヤン)

 


交響曲第9番 ニ長調 作品125 「合唱つき」
作曲年 1824
演奏時間 70分
編成 Fl2、Picc1、Ob2、Cl2、Fg2、Hr2、Tp2、Tb2、Tim1、Perc3(バスD、Cym、Tri)、弦5部
4parts Chorus(Sop、Alt、Ten、Bass)、4parts Solist(Sop、Alt、Ten、Bar)
演奏経験 1回 (1st:1回)
所有CD ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮者:クラウディオ・アバド)
音域 1st(G−D2)、2nd(D−A1)、3rd(G-1−Fis1)