ヒンデミット
最終更新日 2005/11/06
(目次)
作曲年 1934 演奏時間 28分 編成 Fl2(Picc1)、Ob2、Cl2、Fg2、Hr4、Tp2、Tb3、Tuba1、Tim1、
Perc3(Tri、タンバリン、Cym、小Cym、サンペンドCym、スネアD、バスD、グロッケン)、
弦5部演奏経験 1回 (2nd:1回) 所有CD ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮者:クラウディオ・アッバード、1995年録 音域 1st(Gis-1−B1)、2nd(Gis-1−D1)、3rd(Es-1−Des1)、Tuba(Fis-2−Gis)
作曲年 1943 演奏時間 20分 編成 Fl2、Picc1、Ob2、E.Hr1、Cl2、B.Cl1、Fg2、C.Fg1、Hr4、Tp2、Tb3、Tuba1、Tim1、
Perc6(Tri、タンバリン、Cym、小Cym、スネアD、バスD、テナーD、小タムタム、Holzblock、
グロッケン、チャイム、Ruhrtrommel)、弦5部演奏経験 1回 (1st:1回) 所有CD ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮者:クラウディオ・アッバード、1995年録 音域 1st(A-1−B1)、2nd(G-1−Gis1)、3rd(E-1−F1)、Tuba(E-2−F) (2004/11/12作成)
この曲の主題は同じドイツの作曲家ウェーバーの「トゥーランドット」の音楽と「4手のためのピアノ曲集」から採られている。この旋律にヒンデミット独特の現代的で機械的な和音をぶつけることによる暗く重たい響きで終始展開されている。その中でもトゥーランドットの中国的な響きとアメリカのジャズを思わせるようなリズムが上手く調和している。
実際に演奏してみるとこの曲は非常に大変である。まずリズムに乗りきれない。テンポが遅くなるばかり。トロンボーン吹きにとっても、とにかく大変な曲であると言えよう。なにしろ音域も広いし、容赦のない音符の数。細かい音符の並ぶ旋律がトロンボーンにも回ってくる。2楽章には金管のみで活躍する部分が出てくるが、その最初に音を並べるのがトロンボーンになる。また、4楽章の最後のページには、1小節以上の休符は存在しない。全体で4分くらいの4楽章でラスト1分半くらいの間、吹き詰めになる。キツいところであるが、トロンボーンとしても大活躍する曲の1つと言えるであろう。