ミヨー
最終更新日 2005/11/06
(目次)
作曲年 1918 演奏時間 20分 編成 Fl2(Picc1)、Ob1、Cl2、Fg1、Hr2、Tp2、Tb1、Perc2(不明)、弦5部 演奏経験 なし 所有CD なし 音域 不明
フランスの現代作曲家であるミヨーが、南米ブラジルを訪れたときに着想を得た舞踊音楽で、特徴的なラテン系のノリが非常に印象的である。冒頭の主題が、20回近く(何回だったかな?)異なった調で現れるが、いつ現れても何かしら新鮮味があるように思える曲である。もちろん、20世紀に入ってからの作品であるので、複調を用いているが、かなり特徴的な調の重ね方をしているために、独特な不協和音に満ちた響きを醸し出している。しかし、個人的には、このような響きは好みである。
この曲で使われている1本のトロンボーンは、コントラバスと同じことをしていることが多く、ベースラインの補強という役割を担っているようである。
なお、曲名にもなっている「屋根の上の牡牛」とは、ミヨーがブラジルで見つけたお店の名前で、曲の内容とは一切関係ないらしい。
P.S. 誰か使用する打楽器を教えてください。